反撃の暇などない。暴力的なまでに快楽を注ぎ込み唾液の味を染み込ませ、それらを繋げ脳を可笑しくしてしまうような、一方的なキス。
それを防ぐ术もなければ逃げる术もない俺はダイレクトにその快楽を叩きつけられる。
「ちゅっ??れろれりゅっ…??いいんですよ、せんせ…??ん…ちゅっ??れろっ??……もっと、私の唾液の味、覚えて……??れるれるれろれろぉ……??」
甘い声を闻かされながら甘いキスで、甘い唾液を刷り込まれ続ける。强制的に覚え込ませ、忘れないように刻み付ける魔性のキス。その洗脳とも言えるキスを5分か、10分か、もしくはそれ以上か。それほど长い间の时间、受け続けて、刻み付けられて。
おれの味覚は……容易く陥落した。
「ぷはっ??……ふふっ??どうだった?せんせ?私のあまーい毒……??アリジゴクって毒を持ってるんですよ……??……获物をしびれさせちゃう危険な猛毒……??せんせぇも、私という蚁地狱にはまっちゃったんですから……毒、流し込まれて当然ですよねぇ……??」
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彼女の柔らかくてみずみずしい唇が、离れる。
离れた、のに。
俺の口のなかでは彼女の舌が残っていた。
分かっている。これは错覚だ。あり得るわけがない。唇が离れたのに舌だけが残って俺の口内をいまだに蹂躙しているなんて现実离れしすぎている。
だけど、彼女の舌の感触を。彼女の唾液の味を。その快感を。
嫌というほど教え込まされた俺の口内と脳は、胜手に彼女の舌の感触と快感を産み出して、再现する。
嫌らしく络み付いて脳みそを饴玉のように溶かしてしまうあの舌が。
シロップやはちみつのように甘く、口のなかを甘さと共に敏感にしてくるあの唾液が。
胜手に再现されてー消えないのだ。
「毒におかされ、蚁地狱に落ちた先生はもう私のもの……??そうですよね?せ?ん?せ??」
やめてくれ。
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ただでさえ见つめられてるだけで気持ちいいのに。
声を闻くだけで幸せになってしまうのに。
おっぱい押し付けられただけで脱力しちゃうのに。
匂いをかぐだけでなにも考えられないのに。
甘い唾液がまだ口内を犯しているのに。
そんな上目使いでみつめて。蕩けるような甘い声で嗫いて。むちむちの太ももを股间に押し付けて。桃色の雾さえ见えそうな浓いフェロモンを漂わせて。あたまを狂わす舌を见せつけられて。
ただでさえ限界なのに。
もう壊れているのに。
今、射精させられたら。こんな気持ちよさで犯されながら射精したら。
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