日文6(16)


そんな俺を横目にショコラはその白い指先を自分の唇に向け、なぞり始める。今しがた桃色の吐息を吐き、先ほど俺の唇を夺って蹂躙した、みずみずしくて、柔らかいショコラの唇。さっきまで味あわされた快感が嫌でも想起させられる。

「先辈の唇、また夺ってあげましょうか……?水饴みたいに甘くてとろとろの唾液を先辈の奥地に流し込みながら……舌で口内レイプして……キスだけで我慢できずにノーハンド射精……??気持ちいいと思いませんか……?」
「ぁ、ぁ……??」

ショコラの甘い声が、俺の脳内に彼女の言叶通りのイメージを鲜明に作り出す。さっきのキスで味あわされた何もかもをなめとかすようなキス……。それを头がおかしくなるまで何度も何度もされて、唾液を饮まされて、舌をなぞられて、抵抗する力も夺われながら一切触られることなく射精する自分……。そんな様子を妄想してしまえば自分が更に弱くなるとわかっているのに、彼女の言叶はまるで操り人形を动かす糸のように彼女の言叶通りの妄想を强制させられてしまう。 内容来自nwxs10.cc

「それとも先辈は私の足の方が好きですか?このタイツ、とってもスベスベで気持ちいいんです……??このタイツをつけた私の柔らか太ももで先辈のおちんちん挟んでずりずり……??あまりの気持ち良さに腰がくがく动き出して止められなくなっちゃいますよ……??ええ、絶対にそうなっちゃいます??自分の意思とは関係なく快楽に操られてへこへこしながら自灭射精……??とっても惨めで情けなくて……癖になっちゃいますよ……??」
「や、ぁ、ひぁ……??しょこ、らっ……やめっ……??」

今度は反対の手で太ももをなぞりあげながら强制妄想の言霊を流し込まされる。既に脳をとろかされた俺の头に彼女の甘い声が反响し、糸を繋いで脳を动かさせる。
ショコラの太もも。むちむちで柔らかくて、见せつけられたら目がそらせなくなるほどのふともも。その太ももを包み込むさらさらしてそうな黒いタイツ。俺の肉棒がそのタイツ越しの太ももに挟まれる……。そんなこと考えただけで脳内に快楽が走る。だが、実际には俺の肉棒にふともとが络み付いているわけではない。その筈なのに俺の头は自らが想起した「太ももに肉棒を包まれその间で腰を振る」妄想から、存在しない快楽を作り出す。

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明らかに异常だ。こんなことあり得ない。なにか、恐らく先ほどの吐息になにか仕挂けがあったに违いない。だが、それ以上を考えることはできない。
ショコラを见ているだけで存在しない幻の太ももが、そのタイツのすべすべの感触が俺の脳内を埋め尽くしまともな思考を壊してくる。
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