「あらぁ?どうしたのかしら?ひょっとしてお姉さんに见とれちゃった?」
「ち、违う!」
「あらあら図星かしら?仕方ないわよねぇ?男の子がお姉さんのカラダ见てエッチな事考えずにいられる訳ないわよねぇ?」
「ぐ……!」
こちらを挑発してくるヴァネッサに何も言い返せない。
「と?こ?ろ?で?私をやっつけるなら早くした方がいいと思うわよぉ?この部屋変わった匂いがすると思わない?」
确かにそうだ。部屋に入った时から违和感を覚えていた。
「この香りは君达を堕落させちゃう魔性の香り?まともに吸いこむとお姉さんの事しか考えられないおバカさんになっちゃうの?早くしないと変身して防いでてもスーツの隙间からじわじわ侵されて负けちゃうわよぉ?」
この言叶で非常に危険な状况に追い込まれている事に気づく。既にヴァネッサの顔を见るだけで息が荒くなってしまっていた。ここは一度退いて态势を立て直した方が良い。イエローの腕を掴み外へ出ようとする。しかし
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「あ、开かない…!?」
「残念でした?スイッチを押すとそこの扉が闭まる仕组みになってたの。开く方法はお姉さんを倒す事?これで何でこの部屋に最后のスイッチがあったか分かったかな?」
最初からスイッチは撒き饵だったようだ。バラバラに配置する事で俺达を分断し最终的にこの部屋に辿り着いた奴を有利なフィールドで始末するのが狙いだったのか。しかし気づいても遅い。再びヴァネッサの方に向き直ると俺达に対し诱うように言ってくる。
「ほら?私こんな无防备なのよ?一発でも受けたらやられちゃうかも~?」
平常时なら手を出せていただろう。しかし今の俺达は既に彼女の美しい身体に伤を付ける事に抵抗を感じるまでになってしまっていた。そして俺达が手を出せないと见るやヴァネッサの行动は次の段阶に移った。
「そっちが攻めてこないならこっちから攻撃しちゃおうかしら?ねえイエロー君?」
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彼女の突然の呼びかけにイエローがそちらを见てしまった。その瞬间ヴァネッサの目が赤く光り
「!?」
イエローの身体が震える。そして
「ああ…?はあ………?」
腑抜けたような声を上げる。
「ほら、イエロー君?ちゃんとお姉さんの所まで来れるわよね?」
「はい……?」
ヴァネッサの言叶に従いフラフラと彼女の元へ近寄ろうとする。
「待て!何やってるんだ!」
慌ててイエローを羽交い缔めにする。
「俺は…ヴァネッサ様の所に……」
「冷静になれ!」
しかし理性を失ったかのように抵抗する彼の力には及ばず
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